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事業の概要 〜公2 森林経営管理受託事業〜

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公2 森林経営管理受託事業

公的な森林整備法人 徳島県林業公社の森林経営管理受託事業とは

 森林への関心が薄れた者や高齢で管理が困難となった者、不在村森林所有者等の森林は、地域の取り組みが反映されず、管理放棄森林になり易く、不健全な森林環境となり、公益的機能が低下することが懸念されています。

 そこで、森林整備法人である林業公社がこのような森林所有者の受け皿になり森林経営を展開する事で、公社営林と同様に森林整備や森林資源の循環利用を適正に実施し、作業道などの付帯施設を含め、長期にわたって高い公益的機能を発揮できる森林となるよう管理し、自然環境の保護に努めることを目的とた事業が、森林経営管理受託事業です。

[※森林整備法人とは、自らが事業主となって造林育林の事業及び分収林事業の実施、普及、指導、あっせん等を行い造林又は育林を促進することを目的とする民法第34条の法人で、知事の認定をうけた法人である(根拠法「分収林特別措置法」昭和33年法第57号)]

業務内容
  (1)森林の測量、調査、設計、評価等の業務
  (2)森林管理計画の樹立及び森林経営計画認定申請等の業務
  (3)植栽、保育等施業の実施
  (4)間伐、主伐に関わる伐採、搬出、運搬、販売等の業務
  (5)上記(3)及び(4)に付随する森林作業道等施設の作設、補修の業務
  (6)管理する森林の巡視及び森林保険契約等の業務
  (7)上記(1)〜(6)に伴う補助金等の交付申請の業務
  (8)その他森林の管理に必要な業務

森林の管理を委託するには…

森林管理受託フロー図
森林管理受託事業フロー図

◆林業公社が管理する場合、市町村から斡旋を受け一般より高率な補助制度により、所有者の負担が低減される(市町村森林整備計画に定められた「公益的機能森林」の場合)ことがあります。
◆所有者の負担金は、搬出間伐等による収入を充てることができるように計画することで、新たな負担をせずに管理を委託することができます。(収益を残すこともできます。)
◆この契約期間は5年以上であり、受託面積は概ね1ha以上です。
◆森林管理を委託しても土地の所有権や立木の地上権は変わりません。


企業との管理受託

 林業公社では、すてきナイスグループ株式会社様の所有する那賀町杉山の「ナイス徳島の森」や白石工業株式会社様の森林の管理を受託し、森林の持つ水資源かん養などの公益的機能を高めるため、環境に配慮した森林整備を行っています。
ナイス徳島の森について(PDF)

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