近年、森林を所有しながら都会に出てしまったため山の面倒を見る人がいない、跡継ぎが都市でサラリーマンをしているため山のことまで手がまわらない、といった森林所有者自らで手入れのできない森林が増加しています。このままでは、折角の山が台無しになるばかりでなく、森林の大切な働きを維持することも困難になっています。
こうした森林を林業公社は分収造林・分収育林・森林整備のための事業を通じて、放置されたり手入れの遅れている山を森林所有者から預かり、所有者に代わって森林の造成、整備及び管理を行っています。
森林所有者個人では森林づくりが難しい。こんな時代だからこそ、林業公社が担う役割はますます重要になってきます。
分収造林事業とは、森林所有者と分収造林契約を結んで、預かった土地に林業公社がスギ・ヒノキを植栽して一定期間育て、伐採したときに分収木を販売した収益を森林所有者と予め契約した一定の割合で分収する制度です。
林業公社が造成に関するすべての費用を負担して、植裁・保育・管理まで責任を持って行っています。
旧市町村別植栽面積
旧市町村別造林面積(県図)
年度別植栽面積
樹種別植栽面積